三菱地所・サイモン/飲食店の食品残渣からできた再生堆肥の活用開始

2022年05月31日 10:00 / 経営

三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアム・アウトレットでは、施設内の飲食店から出された食品残渣をリサイクルし、できた再生堆肥を、施設内の花壇で活用する取り組みを開始した。

<食品リサイクルの概要>
食品リサイクルの概要

御殿場プレミアム・アウトレットでは、2021年9月から廃棄ごみを削減しサステナブルな社会の実現に貢献する目的で、食品リサイクルの取り組みをスタートした。施設内に3基の食品残渣発酵分解装置(コンポスト)を設置し、対象飲食店8店舗で発生した食品残渣を投入。食品残渣の投入・発酵により装置に蓄積された一次発酵物を、2022年2月に回収した。その後、施設外のリサイクルセンターにて、二次発酵・三次発酵を行い、対象店舗が投入した5カ月分の食品残渣が、約150kgの再生堆肥に生まれ変わった。

できあがった再生堆肥は、2022年5月から、場内の花壇「オハナテラス」での使用を開始した。植え替え作業には、御殿場プレミアム・アウトレットで働く社員も参加。体を動かしながら再生堆肥や花に触れることで、社員一人一人がSDGsについて考える機会となった。「オハナテラス」に綺麗に咲いた季節の花は、御殿場プレミアム・アウトレットに来場する多くの来場者が楽しんでいる。

さらに、6月に開催する花の販売イベント「オハナマルシェ」では、この再生堆肥を使った寄せ植え花の販売も行う。今後も、御殿場プレミアム・アウトレットでは、食品リサイクルや、お客に気軽にSDGsに触れてもらう取り組みを実施し、サステナブルな社会への貢献を目指す。

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