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PPIH/25年6月期売上高2兆円・営業利益1200億円、PB売上比率25%へ

2022年08月12日 17:20 / 経営

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下:PPIH)は8月12日、中長期経営計画「Visionary2025/2030」を発表した。

<顧客1人当たりの収益に注目と吉田社長>
顧客1人当たりの収益に注目と吉田社長

2020年2月に中長期経営計画「Passion2030」を発表していたが、コロナ禍など事業環境の変化に対応し、目標数値、事業計画などをアップデートした。

2030年に売上高3兆円、営業利益2000億円を目標に設定していたが、営業利益2000億円はそのままに、経営戦略の転換を推し進めるため、売り上げは数値目標から除外した。

また、2025年6月期目標として売上高2兆円、営業利益1200億円(営業利益率6.0%)を設定している。

同日開催された説明会で吉田直樹社長は「自社電子マネーmajicaは7月で1000万人突破、クレジットカード会員300万人を合わせて、人口の10%が当社の顧客だという計算になる。これまで実現できなかった顧客1人当たりの収益に注目し、アプリを強化。クーポン、セール情報など顧客ごとの適切な情報提供、口コミ投稿によるPBのさらなる進化など買い物体験の向上を図る」と意気込みを語った。

majica会員は2025年6月期1600万人を目指す。

また、PBの国内事業売上比率は2022年6月期15.3%から、2025年6月期25%を目標に設定。単なるNBの置き換えに止まらない、便利、安さ、アミューズメント性を磨き、競合優位の源泉として商品開発を進める。

在庫回転率の強化で、いつ来ても新しい商品を提案。また、粗利改善効果も期待しており、2025年6月期商品粗利率(直営、国内計)27.5%(2022年6月期25.5%)を見込む。

2020年2月発表時の「Passion2030」

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