流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ファミリーマート、大阪府など/デジタルサイネージで「熱中症啓発動画」放映

2023年07月05日 10:50 / 経営

ファミリーマートは7月4日から、大阪府、大塚製薬と協力し、大阪府内の約400店舗に設置したデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で「熱中症啓発」動画の放映を開始した。2011年9月にファミリーマートと大阪府が締結した「包括連携に関する協定」に基づく取り組みの一環として、実施するもの。

<サイネージのイメージ>

大阪府では、熱中症患者が増加するこの時期にあわせて、「こまめな水分補給」や「エアコンの活用」など、熱中症対策の周知を行っているが、新たな試みとして、大塚製薬と連携し、より多くの府民の方に熱中症対策を知ってもらうため、ファミリーマート、大阪府、大塚製薬の三者で啓発動画を制作し、15秒動画による呼びかけも実施することとなった。

ファミリーマートは、2020年からファミリーマート店舗内に大画面のデジタルサイネージ「FamiyMartVision」を設置し、商品・サービスの広告や、エンタメ情報、アート、ニュース等、様々な魅力あふれる映像コンテンツを配信している。

また、大阪府内には小売チェーンとして最多の1300店以上の店舗があり、うち約400店のファミリーマート店内に設置されたデジタルサイネージにおいて、動画と音声で熱中症対策のポイントを啓発する。デジタルサイネージが設置されていない店舗では、啓発ポスターの設置を行い注意喚起に取り組む。なお、公民連携で啓発動画を制作しファミリーマート店内で放映する取り組みは全国初となる。

さらに、大塚製薬協力のもと「熱中症予防声かけプロジェクト」が主催する「熱中症対策アドバイザー養成講座(後援:環境省)」の社内受講を促進し、地域の生活インフラとして、安全・安心な地域社会の創出に取り組んでいる。

「熱中症対策アドバイザー養成講座」は、熱中症から地域の生活者を守るため、適切な熱中症対策を行える環境づくりなどを目的に、熱中症対策に必要な知識を学び、講座修了後に「熱中症対策アドバイザー」として認定される制度。ファミリーマートでは、大塚製薬とともに、ファミリーマート社員および関西地区の加盟店に呼びかけ、講座受講を促進し、熱中症リスクの高い方々への呼びかけや、緊急時の適切な対処を通じて、地域の見守り活動を実施する。

今後も、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」の企業理念のもと、地域に寄り添い、お客一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指す。

■ファミリーマートの関連記事
ファミリーマート/サラダ容器・総菜用パウチなどでプラ削減、年間約58トン

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧