ファミマ/床清掃ロボットの小型モニターでデジタル販促の実証実験
2024年10月24日 17:04 / IT・システム
ファミリーマートは10月24日、店舗省力化の一環で導入を進めている多機能型床清掃ロボット(名称:ポム)の小型モニターにて、ファミリーマート店舗に設置されているデジタルサイネージ(FamilyMartVision)と連携した商品訴求を行う実証実験を開始したことを発表した。
10月中旬から、26都府県約60店舗で順次開始したという。多機能型床清掃ロボットは、埃やゴミの吸引や拭き清掃などの基本機能に加え、小型モニターを活用した商品情報やキャンペーン告知、陳列スペースにおける商品訴求などの機能を備えている。
「FamilyMartVision」で放映されている商品告知と同様の動画を投影するとともに、該当商品の売場や多機能型床清掃ロボットの陳列スペースなど、幅広いアプローチで顧客への商品訴求を行い、購買につなげていく。
今回の実証実験で売上効果を検証するとともに、対象商品の拡大や投影期間などを検討し、多機能型床清掃ロボットの機能を向上させるという。
なお、現時点で多機能型床清掃ロボットには、AIカメラが追加実装される予定だ。床清掃と同時に売場の状況を録画し、店長や店舗指導員が確認したい時に店舗外から売場の状況を把握することで、店舗従業員に対して売場づくりの指示・教育が可能となる。
商品の在庫状況を店舗従業員に通知し、商品補充を促す機能に加え、時間帯毎や他店舗の売場状況を比較できる機能などの導入も検討していく。
■ファミマの関連記事
ファミリーマート 決算/3~8月営業収益1.4%減、リテールメディアは好調
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。