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カインズ/CO2削減促進など目指す各国企業連携タスクフォースに参画

2023年07月24日 16:28 / 経営

カインズは7月24日、ホームセンターのグローバル業界団体「EDRA/GHIN」が立ち上げ、業界連携で行う温室効果ガス排出のScope3領域を検討するタスクフォースに、各国を代表する大手ホームセンター企業とともに、日本から唯一参画することを発表した。

<Scope3タスクフォース参画企業>

「EDRA/GHIN」は、EDRA(European DIY Retail Association)とGHIN(Global Home Improvement Network)の2団体から構成されるホームセンターのグローバル業界団体。223の企業が加盟しており、カインズの代表取締役会長・土屋 裕雅氏も理事会メンバーの1人として参画している。

同タスクフォースは、「EDRA/GHIN」が「Global DIY-Summit 2023」(6月15日ベルリン開催)にて発表したもの。これには、米・ホームデポや英・キングフィッシャーなど計9企業が参画。サプライチェーンを通じたCO2データの測定に対してより一貫性のある方法論を作成すること、報告手法におけるベストプラクティスを共有すること、なによりホームセンター業界のScope3排出量削減を加速させることを目指す。ここでの学びは「EDRA/GHIN」全メンバー企業のメリットとして共有していく予定だという。

現状、小売企業にとって、Scope3(事業者の活動に関連する他社の温室効果ガスの排出量)は、総排出量の90%以上を占めており、重要である一方で直接的な管理対象ではないため、対応が最も難しい領域になっている。加えて、企業がScope3のカーボンフットプリント(CFP)を測定・報告する際にも、さまざまな手法が用いられることで、バリューチェーン全体で排出量を削減しようとする小売企業に混乱と非効率を引き起こし、サプライヤーも負担を強いられているという。こうした諸問題の解決を図っていく。

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