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三菱食品/デジタルマーケティングで来店・購買アップ、物流改革も

2023年07月27日 15:18 / 経営

三菱食品は7月26~28日、展示会「ダイヤモンドフェア2023」を東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催している。

<ダイヤモンドフェア2023>
ダイヤモンドフェア2023

今年は商品カテゴリー別の展示をやめ、「戦略」「データ×デジタルマーケティング」「SCM」「三菱食品Z」「デリカ」「ウエルネス」といったテーマごとにコーナーづくりをしている。

出展メーカーは395社、展示アイテム数は1675SKU、来場者は3日間で約1万人を見込む。

<買い物アクセスで店舗を分類>
買い物アクセスで店舗を分類

「戦略」では、「生活者が自分の家などから不自由なく行ける店がどの程度あるか」(訪店手段に関わらず約10分以内)を「買い物アクセス」と定義し、エリア発想の市場深掘りを提案している。

<買い物の仕方などを分析>
買い物の仕方などを分析

店舗の選択肢の多い都市型「密」、日常の計画購買・休日のレジャー消費などの郊外型「選」、店舗と生活者が1対1の関係となる田園型「単」に分けた。

<食品流通の未来を分析>
食品流通の未来を分析

また、「データ×デジタルマーケティング」は、LINE広告、TVCMとデジタルサイネージの連動、サンプリング・SNS・サイネージの連係など伊藤ハム米久ホールディングス、永谷園、マルト、ウオロクなどの事例を紹介した。

<マルトはLINE活用で来店率1.5倍に>
LINE活用

永谷園は大規模なサンプリングを実施するとともに、5月17日お茶漬けの日に合わせて店舗サイネージにアレンジレシピを配信。新しい食べ方提案でターゲットへのリマインド、利用促進を図り、売り上げを伸ばした。

<永谷園はサンプリング・サイネージを活用>
永谷園

デジタルとデータを使い、生活者を理解した最適な情報を最適な媒体・売り場へ紹介する。

<マルトでは動画配信で売り上げアップ>
動画配信

また、ドライバー不足など物流2024年問題が喫緊の課題となっていることを受け、SCMのコーナーが活況を呈していた。同コーナーでは、具体的な物流ルールの適正化を提案している。

<物流ルールの適正化を提案>
物流ルールの適正化

製配販でともに取り組む物流改革も展示している。

<製配販でともに取り組む改革>
製配販でともに取り組む改革

<活況を呈するSCMコーナー>
活況を呈するSCMコーナー

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