CCCMK/SC向けマーケティングサービス提供開始、Vポイントの購買・行動データ活用
2025年02月12日 12:14 / IT・システム
CCCMKホールディングスは2月12日、Vポイントの購買・行動データを活用した商業施設向けのマーケティングサービス「ミルート」の提供開始を発表した。
コンセプトは「都市をみると、未来がわかる」。CCCMKHDが保有するVポイントの多種多様な購買・行動データをもとに顧客分析や市場調査を行い、ターゲット設計やコンセプト開発、コミュニケーションプラン制作やプロモーション実施まで一気通貫で提供するサービスとなる。導入後は、来訪者計測や定点での満足度調査を行い、さらなる施策に活かすことができるという。
具体的なサポート内容は、主に「商圏ユーザー分析」「調査による実態把握」「コンセプト開発」「コミュニケーションプラン制作」「効果検証CRM」の5つ。
「商圏ユーザー分析」では、Vポイントの実購買・行動データを活用し、対象地域に居住・来訪する人物像を分析。競合施設や集客目標エリアとの比較をすることで、商業施設へ訪れる人物像をペルソナ化し、ターゲット層を策定する。
「調査による実態把握」では、Vポイントの実購買・行動データでセグメント可能なオンラインリサーチ「Vアンケート」やグループインタビューなどを活用。顧客の声や顧客満足度、要望やアイデアを調査することで、施設周辺のターゲット層にはどのような需要があるかのインサイトが把握できる。
「コンセプト開発」では、ペルソナ分析により導き出された人物像や消費者ニーズをもとに、対象地域の魅力がより効果的に伝わる、具体的な顧客像に基づいたコンセプト開発を行う。テナント誘致や商業施設リニューアルの指標、イベントや商品開発などに役立つ。
「コミュニケーションプラン制作」では、ターゲット層へ効果的に情報を伝達するための戦略的なプランを策定。その後は、CCCグループの各施設でのイベントや広告での実績を活かし、集客やブランドの浸透、満足度の向上など目的に合わせたプロモーションを行える。空間デザイン設計や制作物、デジタル広告メニューなど豊富に用意しており、予算に合わせたプランを提案できるという。
そして「効果検証CRM」では、対象地域の店舗利用データやリサーチなどから広告配信者層の来訪実績や満足度を計測し、効果検証を行い、レポーティング結果を提供する。定点調査を行うことで、より有効なターゲット層の特定や施策の解明など、今後の商業施策の精度向上につながるエビデンスデータとして蓄積することが可能だ。
■CCCMKホールディングス
https://www.cccmkhd.co.jp/
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