大和ハウス/木造商業施設の設計で「BIM」対応開始
2025年05月30日 10:10 / 経営
大和ハウス工業は6月2日、木造で建築する商業施設と事業施設などの設計業務でも「BIM」対応を本格開始する。
「BIM」は、 Building Information Modelingの略称。デジタルモデリングを使用して初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建築資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組み。
2020年10月、日本政府は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、脱炭素社会の実現に向けた指針を策定した。脱炭素社会の実現に向け、住宅分野のみならず、非住宅分野でも木材利用が進められている。
BIMツールの連携により、木造建築向けの設計環境を構築。同社がこれまで蓄積してきた鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物のBIMデータをもとに、応用技術の木造建築向けの詳細設計に関する情報を付加することで、設計者が従来よりも短時間で高精度な設計を行えるという。
また、木造建築用の建設資材の積算や施工シミュレーションに対応している。
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