ヤタロー/ららテラス川口に新業態カフェ「ラルシップコーヒー」5/31オープン
2025年05月30日 12:28 / 店舗
「治一郎」ブランドの運営会社ヤタローは5月31日、「三井ショッピングパーク ららテラス川口」(埼玉県川口市)2階に、新業態カフェ1号店「ラルシップコーヒー」をオープンする。
ヤタローでは元々、治一郎ブランドでお馴染みのバウムクーヘンやラスク商品といった食品製造・卸売のほか、店舗運営・直販、給食、食堂・売店、公共サービス事業も行っている。
現在、食堂・売店事業で培ったノウハウを活かして、カフェ事業の拡大を進めている。関東でカフェ単独店舗をオープンするのは今回が初めて。知名度のある「治一郎」要素をあえて取り入れず、オーソドックスなカフェ店舗として新業態に取り組む。
主なターゲットは、ららテラス川口のメイン客層となる30~40代ファミリー層。コーヒー、パスタ、ホットドッグ、オープンサンド、デザートなどを取り扱う。客単価は1500円ほど。売上目標は平日約20万円弱、土日祝日約30万円(日商)。キッズメニューに加え、店内には幼児用の椅子も用意した。
新業態の開発経緯について、高辻北斗 首都圏事業部 フードビジネス担当 マネージャーは「この先の少子化で子供の数も減っていく中、このまま学生食堂を続けるのがなかなか難しいと考えた時に、一般のお客様向けの事業も始めようと考えた。大学の食堂でカフェを営業している店舗もあるため、そのノウハウを活かしてオシャレなカフェをやろうと決めた」と説明する。
店名のラルシップ(Lull&Sip)は、休止を意味する「Lull」と、酒などをちびちびとゆっくり飲む意味合いを持つ「Sip」を組み合わせたもの。買物の合間に寄って、休憩して欲しいというコンセプトを込めた。
おすすめのメニューは、「極厚ベーコンのBLTオープンサンド」(単品税込1200円、ドリンク・スープセット1500円)。肉厚なベーコンの旨みに卵のまろやかさ、野菜のフレッシュさを堪能できる。セット注文の場合のみプレート上にキャロットラペが付く。
なお、店舗の場所は2階吹き抜け部分の端にある区画となる。旧そごう川口店時代にもカフェがあった場所で、三井不動産から是非この区画に出店して欲しいとの相談があったという。
リフレッシュした館内でかつての姿を彷彿とさせながら、開放的な新しい店舗として、顧客がショッピングの合間に訪れ気軽に利用できる店舗を目指す。
■ラルシップコーヒー
オープン日:5月31日
所在地:埼玉県川口市栄町3-5-1 三井ショッピングパーク ららテラス川口2階
取材・執筆 古川勝平
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