イオンモール/館内でジャック広告を提供開始、国内90モールでの展開目指す
2025年09月04日 10:41 / 経営
イオンモールはこのほど、モールの集客力や資産を有効活用し、新たなビジネス領域の拡大を図ることを目的に「モールジャック広告」を提供開始した。
モール全体を一体的に活用する新たな広告モデルとなる。来館者に新たな発見や体験価値を提供することで、モール全体の回遊性や滞在時間の向上、売場との連動による購買促進などにつながる施策だという。
これまでも館内サイネージやポスターなどを活用した広告自体はあったが、サイネージ、フードコート、エレベーター、エスカレーターなど多様な接点を一体的に活用することで、ブランドの世界観をモール全体で体感できるのが特徴。各モールの特性や来館者層を踏まえた最適なプランニングを行いながら拡大を図る。
その第1弾として、9月1日~14日の期間中、全国7モールでコカ・コーラ ボトラーズジャパンによるジャック広告を展開中。7モール計244面のサイネージ、約5000座席を有するフードコートなどの館内スペースを最大限活用した広告とグループシナジーを活かし、イオン・イオンスタイル売場とも連動することで、モール全体でブランドの世界観を体感できるようにした。
今後、まずは国内約90モール(直営モール)規模での展開を目指し、企業のブランド戦略に応じて段階的に拡大する予定。特に、モール内に売場を持つ飲料・食品・日用品・エンタメなどの業種にとっては、広告による認知・体験と購買が同じ空間で完結するため、店頭売上の向上が期待できるという。イオンモール側も、広告収益に加え、売上向上につながることを見込む。
将来的には、日本のみならず、中国、ASEANすべてのイオンモールに拡大し、グローバル市場への包括的なサービス・価値提供の実現を目指していく。
■館内広告ジャック第1弾概要
日時:2025年9月1日~9月14日
場所:イオンモール新利府(宮城県)、イオンモールむさし村山(東京都)、イオンモール川口(埼玉県)、イオンモール岡崎(愛知県)、イオンモール京都桂川(京都府)/イオンモール広島府中(広島県)、イオンモール福岡(福岡県)の計7モール
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