イオン九州/トキハインダストリーを26年1月に完全子会社化
2025年10月21日 17:22 / 経営
イオン九州は10月21日、トキハインダストリーの全株式を取得し完全子会社化することについて、基本合意書を締結した。
取得価額については非開示。12月23日に株式譲渡契約を締結し、2026年1月末日に株式譲渡を実行する。
トキハインダストリーは、大分県で百貨店等を運営しているトキハグループの関連会社として1970年に設立。今年で55周年を迎える。創業以来、地域に根差した企業として大分県でスーパーマーケット等23店舗を運営してきた。
同社の完全子会社化により、新規顧客の獲得につなげ、大分県における強固なドミナントを形成することでイオングループの企業価値をさらに向上させたい考え。
イオン九州の2026年2月期連結業績への影響については、現時点で軽微である一方、来期以降についてはグループの経営ノウハウ提供による改善効果が期待できるものの、活性化投資等で費用が先行することも想定しているという。
また、株式譲渡後もトキハインダストリーの社名、トキハインダストリー・アテオの店名、ロゴマークに変更はなく、現時点ではトキハインダストリー・アテオ各店で各種トキポカード(トキハカード、双葉会、ルッチャなど)、トキハ商品券が決済で利用できる予定だ。
■トキハインダストリー概要
所在地:大分県大分市明野東1-1-1
代表者:代表取締役社長 羽田野 尚志
事業内容:総合小売業
資本金:5000万円
設立年月日:1970年2月19日
大株主および持株比率:トキハ16万4000株(100%)
イオン九州と当該会社の関係:該当事項無し
2024年2月期売上高決算:
売上高316億3100万円、営業利益2億1600万円、経常利益1億2100万円、当期純利益7500万円
※2025年3月に発生したランサムウェア感染被害の影響により2025年2月期決算が未確定
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