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東京建物、サンケイビルは12月8日、豊島区庁舎跡地と豊島公会堂跡地において事業を進めている「(仮称)豊島プロジェクト」の新築工事に着手した。
豊島区庁舎跡地(A敷地)における新築工事に着手したもので、豊島公会堂跡地(B敷地)における新築工事は、2017年1月に着手する予定だ。A敷地の竣工は2020年5月、B敷地の竣工は2019年4月を予定する。
プロジェクトは、JR山手線他7路線が乗り入れる「池袋」駅徒歩5分の位置にあり、A敷地には池袋の新たなランドマークとなる超高層ビル(オフィス棟)の建設を予定している。
池袋最大級の高規格オフィスに加え、低層部分にはシネマコンプレックスや多彩な商業店舗を整備する。
B敷地に建設予定の建物(新ホール棟)には、豊島区が取得・運営予定の(仮称)豊島区新ホールやライブ劇場などを整備し、多様な文化を発信する新たなにぎわい空間を創出する。
「誰もが輝く劇場都市」をコンセプトに、池袋エリアの国際競争力を大きく強化するプロジェクトで、豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」のシンボルプロジェクトとして位置づけられるものとなる。
新ホール棟には、ミュージカル・宝塚歌劇・オペラ・伝統芸能などさまざまな公演が行われる約1300席を有する「新ホール」や先端のコンテンツが発信される「ライブ劇場」を開設。
オフィス棟には、10スクリーンを有する「シネマコンプレックス」、豊島区が整備する(仮称)新区民センターには機能性・利便性に優れた「多目的ホール」を複数整備するなど、池袋発の多様な文化を発信する8つの劇場空間を設けることで、国内外から多くの来街者を誘引し、圧倒的なにぎわいを創出する拠点を形成する。
オフィス棟、新ホール棟、新区民センターの3棟は、外装デザインを統一することで一体感を創出する。
各棟の地上2階部分を歩行者デッキで接続することで、劇場間の回遊性向上と連続したにぎわい空間を創出する計画とした。
8つの劇場空間に加え、豊島区が再整備する中池袋公園を含めたエリア全体を活用し、定期的なイベントの開催や地域の人々との連携などによって街の価値を高めるエリアマネジメント活動を計画している。
計画概要
A敷地(豊島区庁舎跡地)
所在地:東京都豊島区東池袋1-18-1
用途:1階店舗、2~6階映画館、7~32階オフィス
敷地面積:3619.67m2
延床面積:約6万8600m2
規模:地上33階、地下2階
高さ:約158m
B敷地(豊島公会堂跡地)
所在地:東京都豊島区東池袋1-19ほか
用途:地下1階集会場、1~2階店舗、1~8階公会堂
敷地面積:2983.59m2
延床面積:約1万600m2
規模:地上8階、地下1階、塔屋1階
高さ:約41m
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