キングジム/自由が丘に体験型のカフェ併設店、キッチン家電も
2017年12月18日 18:10 / 店舗レポート
キングジムは12月19日、東京・自由が丘に、グループの商品を試せる体験型アンテナショップ「Toffy(トフィー)自由が丘」をオープンする。
2010年から開始した直営販売店「Toffy ショップ」初の路面店で、既存店舗は仕入れ雑貨を中心に市場動向などのリサーチの場としてきたが、新店舗は、グループの商品のアンテナショップ、ライフスタイル提案型店舗としての機能を目指す。
店舗デザインは、フランスの街中の歴史あるショップをリノベーションした建物をイメージ。女性だけでなく、カップルやファミリーの男性でも入りやすい雰囲気に仕上げた。
グループ会社であるラドンナの「Toffyキッチン家電シリーズ」を中心に、キングジムの女性向け文房具ブランド「HITOTOKI」シリーズの商品や、アロマ関連商品、グループ会社アスカ商会のアーティフィシャルフラワーなどを取り扱う。
文具は国内メーカーだけでなく、アメリカやフランスのメーカーのものも用意している。
商品は997sku(うち文具200sku)、平均客単価は3000円、1日来客数60組を見込んでいる。
キッチン家電はToffyブランド商品のほか、バルミューダ、デロンギなど他社のキッチン家電も取り扱い、比較検討しながら購入できる。
また、商品を実際に体感することを目的として、店内にカフェスペースを併設。カフェでは、店舗で取り扱っているキッチン家電をお客に使用してもらい、調理したトーストやコーヒーなどを楽しめる。
コーヒーは、スペシャリティコーヒーの堀口珈琲によって、Toffyコーヒーメーカーに最適化されたオリジナルの「Toffyブレンド」を使用。エチオピア産豆を使い、華やかな香りとしっかり焙煎されながらも、フルーティな後口を実現した。
トーストとして提供するパンは、1933年創業の有名老舗ベーカリーであるブランジェ浅野屋のゴールデンブレッドとスペシャルブレッドを使う。
カフェスペースで使用する食器類は、2015年に閉店した広尾の雑貨店「F.O.B COOP(フォブコープ)」で取り扱っていた有田焼のレストランサプライシリーズを使用している。
カフェの運営は同社としては初の試み。今後、カフェスペースを利用し、有料で料理教室やアロマテラピー講座、フラワーアレンジメントやハンドクラフト講座など、取り扱い商品を利用したワークショップも随時開催していく。
12月18日に行われたオープン記念記者発表会で、宮本彰社長は、「自由が丘という立地に、本物志向の30~40代女性をターゲットに、当社が強化しているインテリア・ライフスタイル事業から、新たな挑戦としてカフェを併設した店舗を出店する。お客様の声を商品開発に生かしたり、来年以降、新店舗の展開も検討している」と話した。
■「Toffy自由が丘」概要
店名:Toffy自由が丘
所在地:東京都目黒区自由が丘2-8-15(自由が丘駅徒歩6分)
営業時間:平日/11時~20時 土日祝日/10時~19時
(2017年12月19日・20日は16時閉店)
カフェスペース:20席
定休日:年末年始を除き無休
電話番号:03-5726-9456
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