伊原本店/島根の食品製造、破産手続開始で負債2億7500万円
2018年03月05日 08:55 / トピックス
- 関連キーワード
- 破産
帝国データバンクによると、伊原本店は、3月1日に松江地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、1907年6月創業、1948年2月に法人改組された食品製造業者。
かぶ漬や奈良漬などの漬物や味噌などの製造を行っており、特に「津田かぶ漬」は松江特産のギフト商品としても知名度が高く、2011年12月期には年売上高約3億4000万円を計上していた。
しかし、近年の消費低迷から既存取引先との取引量や納入単価が徐々に低下したため、新商品開発や県外の販路に活路を見出そうとしたが、2017年12月期の年売上高は約2億6100万円まで落ち込んだ。
また、借入金に対する金利負担も重く採算が維持できない状況が続いており、先行きの見通しが立たなくなったことから、事業の継続を断念した。
負債は約2億7500万円。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。