丸商加工/奈良の野菜卸、破産手続開始で負債約4億3000万円
2018年03月05日 09:00 / トピックス
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帝国データバンクによると、丸商加工は、2月16日に奈良地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1985年6月に設立された野菜卸売業者。野菜、果物を仕入れ、カッティング加工などを行った後、奈良県や大阪府内の食品スーパーを中心に販売し、2010年3月期の年売上高は約16億円を計上していた。
しかし、個人消費の低迷などにより、得意先である食品スーパーからの受注が減少したことや、野菜を中心とした仕入価格の高騰により収益性が低下したことで、2016年3月期の年売上高は約9億4000万円となり、収益性も悪化していた。
今期に入っても業況は低迷し、資金繰りも改善せず、先行きの見通しが立たなくなり、2016年12月1日付で事業を停止していた。
負債は約4億3000万円。
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