ザ・ガーデン自由が丘/目標年商6.5億円、グランエミオ所沢に出店
2018年03月06日 17:32 / 店舗レポート
セブン&アイ・ホールディングス傘下で高級スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」を展開するシェルガーデンは3月2日、所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」1階に、「ザ・ガーデン自由が丘 グランエミオ所沢店」をオープンした。
所沢駅の再開発に伴い駅商業施設を一新する一環。「ザ・ガーデン自由が丘」は、「グランエミオ所沢」の前進となる駅ビル「エミオ所沢」にも出店していた。
旧エミオ所沢店は、駅改札前に面していたため、駅を利用する通勤客を中心とした商品構成としてが、今回は、改札口から遠い施設の1階に出店した。
そのため、ターゲット層を通勤客のほか、ファミリー層にまで拡大した。目標年商は、旧エミオ所沢店とほぼ同じ6億5000万円とした。
旧エミオ所沢店の営業時間は7時~23時だったが、ファミリー層をターゲットにしたことから、営業時間は10時~21時に変更した。
旧エミオ所沢店は、惣菜専門店やスイーツ専門店などと併設していた。今回は、青果「京都 八百一」、鮮魚「魚力」、精肉・惣菜「TAKAGI FOODS」と隣接する形式で出店した。
ザ・ガーデン自由が丘はグロサリー専門店の位置づけで、生鮮専門店とともにスーパーマーケットゾーンを構成する。
売場面積は366.82m2で、旧エミオ所沢店から約1.5倍増床した。取扱商品数(SKU)は、加工肉115、総菜170、デイリー1330、加工食品4180、酒750、有機食品700、その他155、合計7400SKUとした。
カテゴリー別目標売上構成比は、加工肉2.5%、総菜7.5%、デイリー37.5%、加工食品38.3%、酒7.5%、有機食品6.7%を想定する。
これまでは、仕事帰りのビジネスパーソンの利用が多かったため、缶ビールや缶チューハイの売上が高かったが、ターゲット層をファミリー層に変更したことに伴い、酒の売上構成は旧店舗の約半分を想定している。
旧エミオ所沢店の取扱商品数(SKU)は、加工肉100、総菜200、デイリー800、加工食品2250、酒500、その他50、合計3900SKUだった。
生鮮専門店と隣接出店したことに伴い、商品構成では、調味料を大幅に拡大した。旧店舗では、コンビニ的なすぐ食べられる商品を中心とした品そろえだったが、グランエミオ所沢店は素材を調理するための品そろえも強化した。
調味料では、原料、産地、製造方法など、おいしさにこだわる調味料や人気のドレッシングなどを集めた。
生鮮食品とグロサリーショップで一体感のある売場を目指し、生鮮専門店に負けない上質なデイリー商品、加工食品をそろえた。
生鮮専門店を意識した取り組みとして、旧エミオ所沢店では取り扱いがなかった有機食品の取り扱いを強化した。青果専門に面して、オーガニック&ナチュラルの乾物・調味料コーナーを設置した。
青果「京都 八百一」では、有機野菜の取り扱いがないため、ザ・ガーデンで、有機野菜を販売する。調味料や加工食品だけでなく、野菜でも有機野菜を打ち出すことで、健康志向へ対応する。
旧エミオ所沢店と比べて総菜のアイテム数が200SKUから170SKUに減少したことと、素材系商品を強化したことを考慮し、総菜の売上構成比は、旧店舗の20%弱から7.5%に減少する見込みだ。
一方で、有職主婦やOL、ビジネスマンに向けて、即食、簡便商品、少量商品を充実させることで、中食需要の獲得も目指した。
お弁当・総菜は、すべて外部工場で製造したものを販売する。「とんかつまい泉」のヒレかつサンド(税込422円)やなだ万「彩菜の膳」(1944円)など、こだわりの商品をコーナー化して紹介する。
たん熊北店などの名店のお弁当から、人気の空弁・駅弁まで紹介することで、食の楽しさを訴求する。
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