明治HD/2020年度売上高1兆3500億円、設備投資3300億円で生産能力増
2018年05月17日 15:30 / 経営
明治ホールディングスは5月17日、2020年度を最終年度とする中期経営計画を発表した。
2020年度には、売上高1兆3500億円、営業利益1250億円、海外売上高1420億円、海外営業利益95億円を目指す。
中計の3年間で、新たな成長ドライバーの育成、生産性向上に資する分野に約3300億円を積極投資する。
<ヨーグルト、チョコ、栄養食品を拡大(出典:明治中計説明会資料)>
約50%の金額をコア事業であるチョコレート、ザバスなどスポーツ栄養の生産能力拡大に投資する。
<チーズ、フローズンデザート、業務用商品強化(出典:明治中計説明会資料)>
そのほか、海外事業拡大、研究開発、物流・技術・調達を増強する。
同日行われた中計発表記者会見で、松尾正彦社長は、「食品では、コア事業のヨーグルト、チョコレート、栄養食品をさらに拡大する。また、チーズ、フローズンデザート、業務用商品を成長分野として位置づけ、将来の成長ドライバーに育成する」。
<2020年度には牛乳事業黒字化(出典:明治中計説明会資料)>
また、「牛乳の収益改善に取り組み、2020年度には黒字化を実現する。おいしい牛乳ブランドのさらなる強化、付加価値に高い新商品の開発、より効率的な生産体制構築を進める」。
海外事業について、「海外はやっと黒字化し、今後特に中国に注力し、最終年度には売上高230億円を見込む。既存商品とともに、ECの強化、スポーツ栄養の展開などに取り組んでいく。東南アジア、米国でも明治ブランドを拡販する」と説明した。
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