日本アクセス/28年3月期売上高2兆6500億円目指す、第9次中計を発表

2025年05月30日 15:05 / 経営

日本アクセスは5月30日、2028年3月期を最終年度とする第9次中期経営計画を発表した。

<服部真也社長>
服部真也社長

2028年3月期の売上高2兆6500億円、経常利益354億円、親会社株主に帰属する当期純利益235億円、ROA3.9%、ROE22.7%を目指す。

服部真也社長は「チルド・フローズン・酒・菓子・ノンフードを伸ばす戦略を継続する。加えて、潜在需要を顕在化し、新たな市場を作る。アジアを中心に小売り・メーカー・外食の海外進出をサポートする」と意気込みを語った。

売り上げ面は、2026年3月期2兆4700億円から最終年度まで1800億円伸ばす。生鮮・デリカ・外食で814億円、酒・菓子・商品開発350億円、戦略事業で121億円など成長させたい考え。

第9次中計のスローガンは「変革と挑戦×実践2027 ソリューションプロバイダーへの進化」とした。

既存事業に加えて、マーケティング力とデジタル活用、営業軸・物流軸のソリューション提案を推進する。

服部社長は「当社は独自のAIプラットフォームを持ち、このデータ分析に基づいて売り場の可視化、最適なプライシングなど改善策を提案している。データの利活用で取引先の商品開発、販売戦力をさらにサポートしていく」。

また、「日本人の12.2%が朝食を食べていないというデータがあり、ここに1.7兆円の市場が眠っている。全ての人に食べていただくのは無理でも、その内わずか10%の人が朝食をとれば1700億円のマーケットが現れる。製配販一体となって、朝食向上委員会(仮)を立ち上げた。このように市場を創出する取り組みを強化する」と説明している。

3カ年の累計投資額は600億円、そのうち物流投資は340億円(第8次中計の物流投資は141億円)となる計画。

取材・執筆 鹿野島智子

日本アクセス/26年3月期売上高2兆4700億円、経常利益326億円を予想

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