スターバックス、アリババ/中国の2000店舗でデリバリーサービス展開
2018年08月02日 16:40 / 海外
Starbucks Coffee Company(以下:スターバックス)とAlibaba Group(以下:アリババ)は8月2日、ウーラマ(Ele.me)、HEMA(盒馬鮮生)、Tmall、タオバオ、アリペイなど、アリババのエコシステム内の重要なビジネスにおける多面的な連携を強化する「ニューリテール」戦略のパートナーシップ締結を発表した。
このパートナーシップは、アリババのエコシステムと「ニューリテール」のインフラストラクチャに基づき、いつでもどこでもシームレスにスターバックスを楽しめるようにする。
スターバックスはアリババとの提携により、中国で正式にオンラインでデリバリーサービスを展開。
スターバックスはHEMA(盒馬鮮生)の中に、初のブランドデリバリーキッチン「Starbucks Delivery Kitchens」を立ち上げる。
「Starbucks Delivery Kitchens」は、最短で2018年9月に上海と杭州の一部のHEMAにて開始予定で、今後その他の都市にも拡大していく。
スターバックスとウーラマ(Ele.me)との提携により、2018年9月より北京と上海の重点商圏の約150店舗でデリバリーサービスをスタート。
その後2018年年末までに、30の主要都市2000店舗でサービスを展開する予定。
アリババは今回初めてスターバックスに向けて、スターバックスのニューリテール店舗と既存のスターバックス倶楽部の会員システムを共通化し、全チャンネル共通のシステムハブを立ち上げる。
これにより消費者はTmallやタオバオ、Alipay、ウーラマ、HEMA、コウベイなどアリババのプラットフォームに加え、スターバックスのアプリでも商品を購入することができ、パーソナライズされた消費体験を楽しむことが可能となる。
Starbucks Coffee CompanyのCEOのKevin Johnsonは「4.5万人のパートナーとともに、顧客に独自の消費体験をもたらすことで、中国のスターバックスは世界中で最も早い発展と革新を続けています」。
「今回の我々とアリババの将来を見据えたパートナーシップの締結は、小売業に新たな形態をもたらし、中国の消費者の期待を上回る革新を模索する我々にとって、重要な節目となります。スターバックスの中国における発展にぜひご期待ください」とコメントしている。
アリババグループCEOのDaniel Zhangは「スターバックスはもはや、世界トップの高品質コーヒーカンパニーであるだけではありません。スターバックスは革新を続けることで、世界中で新たな生活様式と文化を創り上げてきまし」。
「アリババグループはスターバックスと全面的なパートナーシップ締結に至ったことはとてもエキサイティングであり、アリババが推進する最先端の『ニューリテール』インフラストラクチャとデジタルの力を活用することで、 スターバックスと”科学反応”を生み出し、消費者にこれまでにない体験を提供し、グローバルにおける新小売の一つの成功事例を目指します」とコメントしている。
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