幸楽苑/秋葉原に新デザインの実験店舗「平河町店」オープン
2018年10月01日 15:30 / 店舗
幸楽苑ホールディングスは10月1日、東京・秋葉原の「幸楽苑平河町店」を新デザインを採用した実験店舗としてリニューアルオープンした。
女性客が入りやすく、訪日外国人も利用しやすい店を目指した取り組みで、店舗デザインにカフェ風の要素を取り入れたほか、看板に「NOODLE STAND KOURAKUEN」と英語表示を加えたことで、外国人が入りやすい店舗を目指した。
新井田昇副社長は、「平河町店は実験店舗としての位置づけで、女性客の来店を強化する。通常の幸楽苑の男女別来店比率は男性60%、女性40%程度、旧平河町店は男性70%、女性30%だったが、この比率を変えていきたい。新デザイン店舗で客層や客数の変化を検証していく」と語る。
新デザインを手掛けたリグナの小澤良介代表取締役は、「外国人の取り込みも意識した店舗で、ザ・ジャパニーズスタイルらしさを打ち出した。おばあさんの家をイメージし、古民家家具や古道具など、日本の伝統を感じさせるデザインとした」という。
幸楽苑では、現在、出店政策を見直しており、当面、新規出店は凍結している。新デザイン店舗については、さまざまな検証を行い、既存店への波及を検討するという。
これまでの店舗はカウンター席を中心とした座席だったが、リニューアルによりテーブル席を増やし、仕事帰りのちょい飲み需要にも対応できる客席の配置とした。
店舗面積は1階43.01m2、2階58.99m2で、合計102m2、席数は1階14席、2階32席、合計46席を展開する。
店舗入口には、メニュー写真と価格を表示することで、より来店しやすい店舗を目指した。
リニューアルオープン当日は、先着100人に「極上中華そば」(税別390円)を週1回、1年間無料で提供する「極上中華そばパスポート」を進呈するキャンペーンを実施したため、オープン前には100人の行列ができた。
幸楽苑では9月15日~24日の期間限定で、9月22日の創業記念日を記念したメニューとして「中華そばクラシック」(290円)を販売していた。
商品価格の値下げについて新井田副社長は、「290円の中華そばクラシックのキャンペーンはあくまで創業記念の取り組みであり、値下げを意識したものではない。当社のメインターゲットはファミリー層であり、家族で来店しても、組単価が2000円程度になるのが当社の強みだ。ファミレスやステーキ店などと比べて、家族の組単価という視点では、値ごろな価格設定となっており、今後もファミリー層の取り込みを図りたい」と述べた。
また、既存店をいきなりステーキに業態転換する取り組みについては、「これまでに16店の既存店をいきなりステーキに業態転換しており、いずれも好調だ。ドミナント内の既存店同士の競合の解消を目的とした取り組みで、業態転換した店舗の周辺店舗の売上も上昇している。今後の業態転換の予定はないが、当初の目的通り、ラーメン店とステーキ店で棲み分けができている」と語った。
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