ジョイフル本田/2018年4月にリニューアル「千葉店」で減損損失24億円
2019年02月26日 13:40 / 店舗
ジョイフル本田はこのほど、収益性が低下している「千葉店」の今後の売上計画を精査し、回収可能性を検討した結果、固定資産に対する減損損失24億7200万円を特別損失に計上したと発表した。
2019年6月期通期連結業績予想は、売上高1522億円(前回予想比1.7%減)、営業利益83億円(1.1%減)、経常利益94億6000万円(1.5%増)、当期利益53億6000万円(24.8%減)に下方修正した。
売上高は、既存店はほぼ予想通りに推移したものの、2018年4月にリニューアルオープンした千葉店が計画を下回ったこと、また、天候不順や競争激化なども影響し、前回予想を下回った。
経費削減施策により販管費は計画以上に削減できたものの、売上高の計画未達による売上総利益の未達分を補うまでには至らず、営業利益は前回予想を下回った。
経常利益は、営業外収益の増加などでほぼ予想通りであった一方、当期利益は、特別損失の計上により、前回予想を下回る見込み。
千葉店は、都市型中型店舗のモデルケースを確立するための実験店で1990年にオープンした店舗を建替え売場面積を約2倍の7556m2に拡張していた。
減損損失処理に伴い腰の低いプロトタイプに位置付けを変更する。
継続的な構造変革の一環として、攻めと守りのバランスを意識し、仕組みと業務の変革に取り組む。
早期の黒字化に向けた施策を推進し、都市型中型店舗のモデルケースの確立を図る。
現状の課題では、ファミリー層の取りこぼしと足元商圏の一部離脱があり、従来型の商品政策の延長線上のMDがある。
オペレーションは部門縦割り組織で、ほぼオープン当時の人員で運営していた。
今後、足元商圏の掘り起こし、販促の見直しのほか、顧客ターゲットを具体化し品ぞろえと売場ゾーニングの見直しを実施する。
オペレーションでは、店組織構造、要員配置基準、作業計画・適正人員配置を見直し、マルチタスク化を推進する。
建設コストが増加しマーケットギャップが生じていることから、出退店基準を見直しモデルケースを構築するという。
■ジョイフル本田千葉店
所在地:千葉県千葉市稲毛区園生町368-1
TEL:043-251-1138
営業時間:9時~19時30分
定休日:年中無休(元日、決算棚卸日(6月中旬の2日間)を除く)
敷地面積:約17,720㎡
売場面積:約7,556㎡
駐車台数:463台
従業員数:135名
アクセス:自動車:京葉道路穴川インターから約10分、東関東自動車道千葉北インターから約10分
電車:千葉都市モノレールスポーツセンター駅より徒歩約10分
バス:JR稲毛駅から草野車庫行で約16分、萩台入口下車してすぐ
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