ユニー・ファミマHD/ファミマを吸収合併「ファミリーマート」に社名変更
2019年04月10日 18:00 / 店舗
ユニー・ファミリーマートホールディングスは4月10日、100%子会社のファミリーマートを9月1日付で吸収合併し、合併後の商号を「ファミリーマート」に変更すると発表した。
高柳浩二社長は、「この2年間、HDの社長を務める中で、HDという体制がしっくりこないと感じていた。ファミリーマートで何かをやるにも、ファミリーマートの取締役会とHDの取締役会を経なければならないなど2重構造があり、スピード重視の経営には向かない。早い時期に1つにしたいと思っていた」と述べた。
また、持株会社体制から単独事業会社へ経営体制の変更が、パン・パシフィック・インターナショナルHD(旧ドンキホーテHD)の持分法適用会社化への方針に影響があるのかについては、「昨年実施した、旧ドンキホーテHDに対する株式の公開買付けは不調に終わったが、持分法適用会社化の流れは変えるつもりはない。方向については変わらない」と述べた。
ユニー・ファミリーマートHDは2018年10月11日、ユニーの全保有株式を旧ドンキホーテHDに譲渡することに伴い、公開買付けにより、ドンキホーテHD株式3210万8700株(所有割合20.17%)を取得すると発表していた。
しかし、2018年11月7日~12月19日まで実施していたドンキホーテHDの株式の公開買付けは不調に終わり、持分法適用会社化を見送っていた。
9月1日付のHDとファミリーマートの経営統合に先駆け、5月1日付でHDの代表取締役の異動を実施する。
高柳浩二代表取締役社長が代表取締役会長に、澤田貴司代表取締役副社長CVS担当(ファミリーマート代表取締役社長)が代表取締役社長に就任する。
高柳社長は、「今後は、ドンキホーテ関連の問題は私が担当し、ファミリーマート関連は、澤田を中心やっていきたい」と述べた。
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