日本生協連/1月の総供給高1.0%減の2151億円、宅配は0.5%減
2020年02月21日 11:10 / 月次
日本生活協同組合連合会(日本生協連)が2月21日発表した、全国65主要地域生協の1月度の供給状況(速報値)によると、総供給高は2151億円(前年同月比1.0%減)となった。
内訳は、店舗803億500万円(1.8%減)、宅配1292億3600万円(0.5%減)、宅配のうち個配908億5000万円(0.8%増)だった。その他供給高は55億5900万円(0.9%増)。
店舗は客数減が続き、前年割れとなった。分類別では農産、水産が不調だった。宅配は年末は好調だったものの、年始は落ち込みがあり、前年割れとなった。
日本生協連の伊藤治郎渉外広報本部本部長は、「12月は10月以降の消費増税の影響から立ち直っていないこともあり、前年割れとなった。また、店舗は客数減が響いている。暖冬で鍋物商材が不調であり、青果の相場安もあり、農産、水産が不要だった。一方で、惣菜は比較的堅調に推移した」と述べた。
新型コロナウイルスの影響については、「マスクの品切れが続いているが、現在、在庫を会員生協に割り当てている。中国からのマスクの入荷につては、目途が立っていない。通販事業で展開している衣料品では、今年の春夏物の製造ができていないため、これから影響が出る可能性がある」と語った。
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