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ヤマナカ/3月期増税後の販促コスト増で営業利益7.7%減

2020年04月27日 10:15 / 決算

ヤマナカが4月27日に発表した2020年3月期決算によると、営業収益971億5600万円(前期比0.1%増)、営業利益6億9400万円(7.7%減)、経常利益7億7100万円(13.8%減)、親会社に帰属する当期利益3億5300万円(28.1%減)となった。

営業収益は、新店・建替店舗の売上高の増加が閉店店舗と既存店の売上高の減少をカバーし増収だった。

一方、利益面では、消費税増税後の販売促進策の強化による広告宣伝費の増加や新店・建替店舗の経費増から減益を計上している。

商品政策では、商品力の強化や差別化を図るため「ヤマナカならでは」の商品展開を推進。日配品、米飯類の製造・販売を行う連結子会社のサンデイリーを活用したオリジナル商品の開発、独自性の高いバイヤーいち押し商品の拡充、フランテ独自のこだわり商品の品揃えの充実などに取り組んだ。

また、幅広いニーズ・年代に対応した売場づくりを目指し、健康・時短といったニーズの高まりに合わせた低糖質・高タンパク商品の拡充、冷凍食品売場の拡大など、商品構成や品揃えの見直しを図った。

店舗政策では、2019年7月に追進店(愛知県春日井市)を出店、10月に豊田陣中店(愛知県豊田市)を建替え、両店においては同一施設内に連結子会社のプレミアムサポートが運営するスポーツクラブをオープンした。

2019年9月に白土フランテ館(名古屋市緑区)及びアルテ新舞子(愛知県知多市)、2020年1月に白壁フランテ(名古屋市東区)の3店舗の改装を実施するとともに、レジ待ち時間の短縮による利便性の向上やレジ業務の効率化を目的に安田店(名古屋市昭和区)など7店舗にセルフ精算レジを導入した。

経営の効率化と収益性の改善を図るため、陽なたの丘店など3店舗を閉店した。

次期は、営業収益953億5000万円(1.9%減)、営業利益6億円(13.6%減)、経常利益7億2000万円(6.7%減)、親会社に帰属する当期利益3億6000万円(1.8%増)を見込んでいる。

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