H2O/「新型コロナ」で特損48億円計上、4~6月当期損失61億円
2020年07月29日 13:00 / 決算
エイチ・ツー・オーリテイリングが7月29日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、売上高1459億400万円(前年同期比32.8%減)、営業損失32億9300万円(前期は28億5400万円の利益)、経常損失29億9600万円(前期は35億1100万円の利益)、親会社に帰属する当期損失61億1100万円(前期は15億6900万円の利益)となった。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために実施した店舗の臨時休業等に関連する費用及び損失48億6900万円を、「新型コロナウイルス感染症による損失」として、特別損失に計上した。
その主な内容は、休業者に支払った人件費、休業期間中の不動産賃貸料、減価償却費となる。
百貨店事業の売上高484億800万円(前期比42.6%)、営業損失29億4500万円(前期は営業利益28億7200万円)。阪急阪神00貨店において、休業期間中の人件費や家賃、償却費など42億200万円を特別損失に計上した。
緊急事態宣言の解除および大阪府・兵庫県の商業施設の休業要請の解除を受けた5月21日より大阪府、兵庫県、福岡県下の店舗を、5月29日より阪急メンズ東京を営業再開し、5月の売上高は前期比68.7%減%となった。
営業再開後は、営業時間短縮や催事・販促施策の自粛など営業面での制約はあるものの、外出自粛に伴う反動需要や特別定額給付金による後押しに加えて、来店客の集中を避けるために前倒しで開始したクリアランスも寄与し、6月の売上高は前期比22.1%減だった。
食品事業は、総菜やベーカリーを製造する製造子会社は、卸先の休業や即食需要の落ち込みの影響を受けて減収減益となったものの、新型コロナウイルス感染症の拡大・外出自粛に伴う内食需要の高まりを受け、イズミヤ、阪急オアシスなどの既存店の売上高は順調に推移。イズミヤの非食品事業分割による再編効果も加わって、食品スーパー3社の営業利益は前期に対して27億円の大幅増益となっている。
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