イオンモール/カンボジアで「シアヌークビル物流センター」建設開始
2022年05月12日 13:50 / 海外
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イオンモールは5月12日、カンボジアで新たに取り組む物流事業の拠点として「シアヌークビル物流センター」の建設を本格開始すると発表した。
新物流センターは、2023年度の稼働を予定している。カンボジア王国政府が日本政府、JICAの技術協力のもと推進する自由貿易港構想の実現に向け、今年1月に許認可を取得した。実証事業を行う拠点として、非居住者在庫(海外で現地法人を設立することなく自社名義の在庫を持つこと)による国際VMIサービス(バイヤー側の在庫情報や出荷情報をベンダー側と共有することで、ベンダー側が在庫管理する方式)などを提供。各企業の物流課題解決を目指す。
同国最大貨物取引量を有するシアヌークビル港に隣接する経済特区内に位置。同港で建設予定のコンテナターミナル(第1期2025年完成予定)への好アクセスが望める区画に完成予定だ。
同港は、国内唯一の「深海港」であり、昨今の貨物量の増加に加え、隣国ミャンマーの政情不安による各企業の「新たな進出先」として有力視されるなど、「新たなアセアンハブの可能性」として注目されている。
さらに、首都プノンペンと同エリアを結ぶ高速道路が7月に開業予定で、開通後の車での所要時間は現状の約6時間から約2.5時間に短縮される見込み。加速度的に成長する同国で、重要な物流拠点となることが期待されるエリアとなっている。
太陽光発電、壁面緑化、LED照明設備も設置する。これまでのモール事業を通して培ったノウハウを活用し、環境負荷の低い物流センターを建設するという。
■物流センター概要
所在地:カンボジア王国シアヌーク州シアヌークビル港経済特区内
敷地面積:約3万m2
建築面積:約2万m2
開業予定日:第1期全天候型倉庫2023年2月、第2期スケルトン拡張型倉庫2023年6月
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