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ハンズ/新ロゴ・屋号を発表、PB開発も

2022年10月26日 15:22 / 経営

ハンズは10月26日、新たな屋号「ハンズ」、ロゴを発表した。

<新ロゴは手をイメージ>
新ロゴは手をイメージ
左:佐藤オオキ氏、右:高家会長

同社は3月31日で東急不動産ホールディングスとの資本関係がなくなり、カインズの子会社となった。新たなDIY文化の共創に向けたパートナーとして活動をスタート、10月1日から社名(商号)を「ハンズ」に変更している。今回、屋号も「東急ハンズ」から「ハンズ」に変更するもの。

同日行われた記者会見で、高家正行会長は今後のハンズについて「3月からカインズと、共同デジタルチラシや店頭での相互商品紹介など取り組み、新生ハンズの方向性を探ってきた。10月より未来のハンズプロジェクトとして、販売・MDの両輪から戦略を練り、店舗改装を推進していく。新しいハンズの魅力をデジタルも使って発信。新しい文化の芽が見つかる、わたしらしく毎日を作る、アガル楽しさに出会うなど七つの価値を実現する店舗づくりに取り組む」と意気込みを語った。

11月上旬オープンする名古屋松坂屋店から、新しい看板へ切り替え、今後、渋谷店で2023年春、新宿店は2023年夏に看板架け替えを実施する予定だ。

新屋号・ロゴの看板の架け替えは2024年3月までに完了し、「東急」「TOKYU」の使用を終了する。

新生ハンズの目指す姿に向け、七つの価値観を設定。「新しい文化の芽が見つかる」「クリエイティブが始まる」「ホンモノにこだわる」「わたしらしく毎日をつくる」「丁寧に暮らす」「季節を大切にする」「アガル楽しさに出会う」と定めた。高家会長は「単純に年代や性別で顧客を区切るのではなく、この価値観に共感していただける生活者を取り込んでいきたい」としている。

今後の同社の成長戦略について、桜井悟社長は「今までハンズのオリジナル商品は、メーカーとの共同開発が多かったが、カインズのノウハウも生かし、ハンズらしいPB開発にも取り組む。また、10月27日から店頭で、新ロゴ紙袋のフォトブースや、ポストカードに手でメッセージを記入し、掲載する施策を展開。新ロゴの紙手提げ袋を無料配布し、顧客に新ロゴに親しんでいただきたい」と述べた。

<桜井社長>
桜井社長

新ロゴはデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が手掛けた。「屋号は、従来からの愛称『ハンズ』を残した。原点である『手』がモチーフとなっており、過去を継承しつつ、未来へアップデートしていくという思いから、カラーは従来の緑を踏襲し、途切れることのない一筆書きとなっている。日本発のグローバルなメッセージとして、あえて漢字を使用した」という(佐藤氏)。

■ハンズ会社概要
設立:1976年8月
本社所在地:東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア
資本金:1億円
従業員数:2219人(2022年4月現在)
店舗数:ハンズ63店舗(FC9店舗、海外15店舗含む)、ハンズビー20店舗(FC3店舗含む)、プラグスマーケット5店舗(FC)

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