イオンモール/カンボジアに物流センター、通関・倉庫を自社で運営
2023年06月26日 16:55 / 海外
イオンモールは6月26日、カンボジアに「イオンモールカンボジア シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」第1期倉庫を開発した。
カンボジアにおいて、最大貨物取引量を有するシハヌークビル港に隣接する経済特区に位置した、自社運営の物流施設で、新たな物流ソリューションを提案する。
同港は、国内唯一の「深海港」であり、同国経済発展に伴う貨物量の増加に加え、東南アジアエリアの新たなハブ拠点への成長を期待されている。新施設は、増築中のコンテナターミナル(第1期2025年完成予定)への好アクセスが望める区画に位置している。
同国では、国内在庫を保有するために現地法人を設立する必要があるが、新センターを利用することで現地法人設立をすることなく在庫を保有することができる。
そのため、国際輸送におけるリードタイムの不確実性を回避し、安定的な商品供給が可能になる。また、メコン地域の中心という地理的特性を生かし、域内の在庫を集約したロジスティクスハブ拠点としての活用も想定しているという。
通関および倉庫業務すべて自社にて運営する。FTZ(Free Trade Zone、関税制度上「外国」とみなすことで保税制度の適用が認められる地区)で、物流センターを自社運営することにより、シームレスな対応を実現。リードタイム短縮、迅速な対応などを図る。無線通信によるハンディターミナルを使用し、顧客はリアルタイムな在庫状況を海外のどこからでもモニターすることが可能だとしている。
■イオンモールカンボジア シハヌークビルFTZロジスティクスセンター
所在地:カンボジア王国シハヌーク州シハヌークビル港経済特区内
敷地面積:約3万m2
建築面積:約1万9400m2
構造:鉄骨造
床荷重:3t
梁(はり)下有効高:約8700mm~1万1700mm
搬送設備:ドッグレベラー4機
アクセス:高速道路入り口まで約14km
開設:第1期倉庫2023年6月26日
完工予定日:第2期倉庫(スケルトン拡張型)2023年7月15日
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