アスクル 決算/6~8月、為替影響などで営業利益8.9%減
2024年09月17日 10:56 / 決算
アスクルが9月13日に発表した2025年5月期第1四半期決算によると、売上高1183億8400万円(前年同期比4.7%増)、営業利益25億7400万円(8.9%減)、経常利益25億1000万円(8.0%減)、親会社に帰属する当期利益15億4400万円(10.7%減)となった。
eコマース事業については「ASKUL事業」を中心に堅調に伸長したが、一時的な為替影響等による売上総利益率の低下により、2026年5月期の期初に稼働予定の「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費の増加等を吸収出来なかったことから増収減益となっている。
売上高のうち、ASKUL事業では、従来型オフィス用品(オフィス家具、インクやトナー、文具など)に対する需要は伸び悩むも、生活用品、メディカルは堅調に推移し、4.6%伸長。中小企業向け売上高は、需要回復遅れによる購買金額に伸び悩みも、中堅大企業向け売上高は堅調に推移した。
LOHACO事業では、LINEヤフーと連携した販促施策等の効果もあり、8.7%伸長している。
グループ会社・内部取引消去では、アルファパーチェス、フィードの売上高が堅調に推移し、4.7%伸長した。
営業利益は、前年同期比で3億2500万円減少している。主に、売上総利益率が23.9%と1.1ポイント低下したこと、販管費比率は21.7%と0.7ポイント改善しているものの、固定費が増加した影響を受けた。
通期は、売上高5000億円(6.0%増)、営業利益180億円(6.2%増)、経常利益177億円(6.1%増)、親会社に帰属する当期利益112億円(41.5%減)を見込んでいる。
■アスクルの関連記事
アスクル 決算/5月期、コロナ特需一巡もBtoB事業堅調で増収増益
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。