松屋フーズ/千葉県木更津市で稲作の共同実証を開始
2025年07月17日 13:19 / 経営
松屋フーズは7月17日、NEWGREENと芙蓉総合リースとの3社共同で、水稲の直播・節水型栽培※の共同実証を進めていることを公表した。
※水を張らない田に種籾(たねもみ)を直接播き、その後、湛水することなく雨水や走水といった補水のみで栽培する、節水型の水稲栽培方法。バイオスティミュラント資材を使用し、稲の栄養素吸収率を高めることで、水稲種の乾田栽培を可能にするという。
この栽培方法では、育苗・田植えや水管理を省力化することによる労働工数の低減に加え、農業分野で排出されるメタンガスの削減効果が期待できる。
松屋フーズと芙蓉リースは、日本の農業が抱える数多くの課題解決の手段の一つとして、同栽培方法に着目。必要な資材の販売や栽培マニュアルの作成などを通じて、同栽培方法の普及に努めているNEWGREENと共に、今回の実証を実施するに至った。
千葉県木更津市にて稲作を行い、松屋フーズの商品としての提供を念頭に置いた収量・品質検証を行うほか、同栽培方法がもたらす環境価値の活用余地を検討する。
資材の提供や稲作指導はNEWGREENが担い、松屋フーズは自社の商品としての提供および自社での稲作参入を念頭に置き、本実証のプロセスおよび収穫物の検証・評価を行う。
一方、芙蓉リースは共同事業者として本実証の資金を支援するとともに、これまでのカーボンクレジット創出プロジェクトへの参画で得たノウハウや知見を活かし、本栽培方法の環境価値の活用に関しての検討も行う。
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