そば店運営の「石はら」/破産手続き開始、負債5億2100万円
2025年12月24日 15:50 / 経営
帝国データバンクによると、そば店などを運営する「石はら」は、12月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
石はらは、2000年11月創業、2010年3月に法人改組した。
「蕎麦 石はら」の店舗名でこれまで世田谷本店(本店同所)、仙川店(調布市)、学芸大学店(目黒区)、立川店(立川市)のほか、「天ぷら HANARE」などを展開。地元住民や近隣に勤務するビジネス客などが主な客層で、2024年2月期には売上高約2億9800万円を計上していた。
しかし、出店に伴う設備投資などで年商規模の借入金を抱えていた。また、食材の価格高騰により収益性が悪化し、赤字決算が続いていたという。
国内や中国のそば店とフランチャイズ契約を結び、そば、つゆ、調味料を販売する事業も進めていたが軌道に乗らず、2025年11月には事業を停止していた。
負債は2025年2月期末時点で約5億2100万円。
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