三陽商会/1~6月は売上高38.3%減、営業損失58億円

2016年07月29日 17:10 / 決算

三陽商会の2016年12月期第2四半期決算は、売上高341億4000万円(前年同期比38.3%減)、営業損失58億1200万円(前期は77億5400万円の営業利益)、経常損失57億6300万円(79億8300万円の経常利益)、当期損失54億8800万円(50億7700万円の当期利益)となった。

アパレル・ファッション業界では、消費マインドの低下やインバウンド需要の減退などが顕著になるなか、価格を意識した実需型の消費行動が見られるなど、百貨店衣料品マーケット中心に全般的に厳しい環境が続いた。

2015年秋冬シーズンから、マッキントッシュ ロンドン(メンズ・ウィメンズ)、ブルーレーベル・クレストブリッジ、ブラックレーベル・クレストブリッジの各ブランドを全国百貨店、三陽銀座タワーなど直営店、サンヨー・アイストアなどEコマースで販売を始めた。

100年コートに代表される自社のものづくり力の象徴であるコーポレートブランドにも注力した。マッキントッシュ フィロソフィー、エポカ、ラブレス・ギルドプライム(各々メンズ・ウィメンズ)などのブランドについては販売強化を図り、好調に推移した。

しかしながら、2015年春夏シーズンをもってバーバリーブランドのライセンス事業を終了したこと、百貨店ボリュームゾーン展開ブランドが苦戦したことなどによる売上高の減少に伴い、厳しい業績となった。

通期は、売上高700億円、営業損失68億円、経常損失66億円、当期損失95億円の見通し。

三陽商会/冬のコート商戦、12月~2月に本格需要期と想定

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