- 関連キーワード
- 高島屋
伊藤忠テクノソリューションズは8月10日、高島屋にチャットやファイル・タスク共有が簡単にでき、セキュリティや管理機能を備えたビジネスチャットツール「tocaro」を提供したと発表した。
高島屋では、多店舗での利用に先行して、4月から玉川店内の約100の売場でtocaroを導入している。
高島屋が採用したtocaroはWebブラウザやスマートデバイスのアプリを使用して、複数人でのグループチャットや1対1でのチャットを簡単に行うことができるビジネス向けクラウドサービス。
玉川店では、販売員は売場ごとに配布されたタブレット端末でtocaroにアクセスすることで、従来回覧で時間がかかっていた、売場マネジャーからの連絡や売場での伝達事項をリアルタイムで確認でき、確認漏れの件数も減少した。
文書作成や管理に多くの時間を使っていた売場マネジャーの業務も効率化でき、連絡に使用する紙媒体については8割削減できたという。
シフト勤務で時間帯の異なる販売員同士でも容易に情報交換が行えるようになったことで、業務の確実な引継ぎと売場でのコミュニケーション活性化につながった。
高島屋では玉川店での導入効果に基づき、来年度からの多店舗展開を検討している。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。