無印良品/上海に新飲食業態「MUJI Diner」
2017年05月16日 13:50 / 海外
良品計画のグループ会社無印良品(上海)商業有限公司は6月3日、上海で運営する無印良品上海淮海755内の「Cafe&Meal MUJI」をリニューアルし、新たな飲食業態「MUJI Diner(ムジダイナー)」としてオープンする。
無印良品は、「素の食はおいしい。」をテーマに旬の素材をシンプルに調理したデリやデザートを提供するCafe&Meal MUJIを2001年から展開している。
MUJI Dinerは、その想いを引き継ぎ、さらに「素材」「工程」「わけ」を深堀したカジュアルレストラン。
MUJI Dinerでは、地球規模の食の様相を眺め、世界の気候帯とその主食や副菜、調味料を理解することから料理を考えた。
メニューを構築するにあたり、実際に世界の家庭を訪ね、イタリア・ミラノ郊外、中国・新疆ウィグル自治地区、日本・三重県伊賀市の3つの地域のお母さんが調理する姿を見て、話を聞き、味わい、地域に伝わる知恵とおいしさの秘訣を学んだ。
家庭料理のレシピをヒントに、MUJI Dinerの味が生まれているという。
飲食業態を新しくするだけでなく、MUJI Dinerのある無印良品上海淮海755の3階フロアでは、「食」への考察を深め、学び、自分たちのくらしに取り込んでいくためのさまざまな取組みを予定している。
お客との双方向でのコミュニケーションスペース「Open MUJI」では、知識豊富な食博士や、さまざまな国のシェフ、器職人、地元の料理上手なお母さんなどユニークなゲストを招き、ワークショップや体験イベントを通じて、「食」に触れる機会を提案する。
本のあるくらしを提案する「MUJI BOOKS」の売場では、世界各地の家庭料理、郷土料理本など地域に伝わる知恵とおいしさの秘訣を紹介する蔵書を拡大し、お客やスタッフが「食」について学ぶスペースを設ける。
無印良品の売場では、調理に必要な道具やMUJI Dinerで使われている食器の一部をその場で手にとることができる。
MUJI Dinerで使う旬の野菜を店頭にて紹介し、脇に添えるQRコードからWEBサイトにアクセスすることで、生産者の紹介や素材の細かい情報、その素材を使ったメニューまでその場で確認ができる。
MUJI Dinerが、野菜の生産者とお客とをつなぐプラットフォームとなり、「食」について考えるきっかけとなることを期待しているという。
今回のリニューアルで、MUJI DinerとOpen MUJI、MUJI BOOKS、無印良品の店内との境界がなくなり、「食」を通して一体感のあるスペースに生まれ変わる。
壁やテーブル、食器には、土・木・水・金属といった地球の要素を積極的に使用し、豊かさを体感できる空間で食事を楽しむ工夫をした。
Cafe&Meal MUJIはセルフサービスを基本としたデリ方式だが、MUJI Dinerはオーダーから会計までを客席で行うフルオーダー形式を導入。アラカルト料理やアルコールも用意し、グループでも楽しめるメニュー構成とした。
店舗概要
所在地:中国上海市黄浦区淮海中路755号3階
無印良品上海淮海755内
営業時間:ランチタイム11時~14時
カフェタイム14時~17時
ディナータイム17時~22時
売場面積:337.29m2
客席数:99席
オープン日:2017年6月3日
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