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ローソン/中国安徽省に出店、2020年までに100店舗目指す

2017年12月26日 16:50 / 海外

ローソンは12月26日、中華人民共和国安徽省(あんきしょう)におけるエリアライセンス契約を中国の南京中央商場(集団)股フン有限公司(以下:中央商場)と締結した、と発表した。

2018年春、省都である合肥市(ごうひし)に1号店をオープンする予定。

ローソンは直接出資により、1996年に中国国内初の日系コンビニとして上海市に進出。2014年より各地の地場小売企業とのメガフランチャイズ契約(現在、上海近辺の江蘇省・浙江省の各都市に計8社)やエリアライセンス契約(湖北省武漢市の中百集団)を通して出店エリアを広げ、店舗数拡大を加速した。

今回の中央商場との契約はエリアライセンスの2例目となる。

安徽省は中国華東地区の内陸部に位置している。人口約800万人を抱える中心都市である合肥市は現在、日系や大手地場チェーンが存在しないコンビニ「空白地帯」だが、経済発展に伴い、若年層を中心にコンビニへの需要が高まることが期待されている。

安徽省への進出により、中国における出店エリアは5省・3直轄市になる。

中央商場はローソンの連結子会社である上海羅森便利有限公司(以下:上海ローソン)とのメガフランチャイズ契約に基づき、2017年8月より、江蘇省南京市でローソン店舗を展開し、現在10店舗(2017年11月末)を営業している。

業績が好調であることから、今回隣省である安徽省におけるエリアライセンスをローソンより取得。今後は中央商場が安徽省で持つショッピングモールや食品工場などの経営基盤を生かし、上海ローソンからのバックアップを受けながら、機動性の高い出店と店舗運営を進める。2020年までに100店舗以上の出店を目指す。

ローソンは今後も中国において、上海・重慶・大連・北京の子会社で培ったブランド力と運営ノウハウを活用し、フランチャイズやライセンスによる出店を進め、現在約1300の店舗数を2020年までに3000店規模に拡大する予定。

<ローソンの海外店舗数(2017年11月末現在)>
ローソンの海外店舗数(2017年11月末現在)

■中央商場概要
所在地:中華人民共和国江蘇省南京市
創業:1991年6月
資本金:11.48億元
売上高:64.3億元(2016年度)
店舗数:ショッピングモール13か所
展開地域: 江蘇省、安徽省、山東省、河南省、湖北省

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