ワールド/韓国事業テコ入れで、子会社を現地企業に譲渡
2019年02月27日 11:50 / 海外
ワールドは2月26日、自社が100%保有する World Korea Co., Ltd(韓国ワールド)の株式の全てを Dae Myung Chemical Co., Ltd.(大明化学)へ、22億8000万ウォンで譲渡すると発表した。
2001年6月に100%出資子会社として韓国ワールドを設立し、現地ニーズに根づいた商品企画開発から店舗運営までを同社独自で行うことにより、自社ブランドの事業規模を拡大してきた。
今後、韓国マーケットでの更なる成長に向けては、従来の百貨店を中心とした販路をいっそう強化しながら、より機動的に販売チャネルを拡大できるパートナーを模索していた。
大明化学はオンラインやホームショッピング、アウトレットといった多様な販売チャネル有し、ファッションに留まらない多様なビジネス経験を有する企業グループ。
韓国内で韓国ワールドが培ってきた商品企画力や店舗運営力を一段と高めるために、また自社ブランドの更なる事業成長を目指すために、大明化学が最適なパートナーであると判断し、株式譲渡に至った。
将来的にはワールドグループが保有する多数のブランド資産を韓国マーケットに導入することも視野に入れており、大明化学とのライセンスの取り組みなどパートナーシップを強固なものとすることで、スピード感を持って韓国マーケットでの事業拡大を図るという。
2018年3月期の韓国ワールドの売上高は144億700万ウォン、営業損失2億6100万ウォン、経常損失3億6700万ウォン、当期損失3億8100万ウォンだった。
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