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マクドナルド/1~9月は営業利益4倍、新メニュー好調

2017年11月08日 23:10 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月8日に発表した2017年12月期第3四半期の連結業績は、売上高1871億600万円(前年同期比13.2%増)、営業利益150億8500万円(約4倍)、経常利益157億6100万円(約4.5倍)、純利益154億3100万円(約4.8倍)となった。

8四半期連続で既存店売上高が対前年同期比プラス。今年は、継続的に取り組んでいる「魅力的なメニューおよびバリュー」、「快適な店舗体験」、「ブランドの強化」の活動を強化し、「おいしさ」、「利便性」、「人材」という3つの分野において、取り組みを行っている。

メニューは、「プレミアムローストコーヒー」のリニューアルや、「おてごろマック」の「しょうが焼きバーガー(ニックネーム:ヤッキー)」、日本の好みに合わせて開発した3種の本格肉厚ビーフバーガー「グラン」を新レギュラーメニューとして発売。

また、森永製菓とタッグを組んだ「マックフルーリー 森永ミルクキャラメル」、アサヒ飲料の「カルピス」と連携して「マックシェイク×カルピス」、明治の「チェルシー」とコラボした「マックシェイク チェルシー」を期間限定で販売した。

快適な店舗体験のため、2018年度末までに90%以上の店舗をモダン化する計画を進めており、既存店舗の改装にリソースを優先的に振り向けている。第3四半期連結累計期間は、フードコートやモールにある店舗を含めて308店舗の改装と5店舗のリビルド(建替え)を実施した。

また、顧客利便性向上策として、NTTドコモの「dポイント」、楽天の「楽天スーパーポイント」に加え、「nanaco」、「suica」などの電子マネーが全店舗(一部特殊立地店舗を除く)で利用可能となった。

さらに、6月よりUber社が提供するフードデリバリーサービス「UberEATS」を導入し、第3四半期連結会計期間末時点で東京都内の42店舗で利用可能。全国約200店舗で実施している宅配サービス「マックデリバリー」とともに、デリバリーサービスの拡充にも取り組んでいる。

<おいしさ対決キャンペーン>
おいしさ対決キャンペーン

キャンペーンでは、お客からの人気投票によりマクドナルドの日本一のバーガーを決める「第1回マクドナルド総選挙」や、地域によって異なるマクドナルドの愛称「マック」「マクド」を期間限定販売の「東京ローストビーフバーガー」と「大阪ビーフカツバーガー」のおいしさによって決定する「おいしさ対決キャンペーン」などを実施した。

2017年12月期通期の連結決算は、売上高2485億円(前期比9.6%増)、営業利益165億円(約2.3倍)、経常利益175億円(約2.6倍)、純利益200億円(約3.7倍)を予想している。

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