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コロワイド/4~12月は、天候不順や食材価格高騰で営業利益71.9%減

2018年02月07日 09:50 / 決算

コロワイドが2月7日に発表した2018年3月期第3四半期決算は、売上高1840億400万円(前年同期比5.9%増)、営業利益55億1000万円(71.9%増)、税引前当期利益42億7600万円(170.5%増)、当期利益22億8800万円(前期は42億2100万円の当期損失)となった。

店舗運営面では、「お値打ち感」のある魅力的なメニューの提供やお客を待たせないための店内作業の一層の効率化、予約の再確認の徹底や座席管理システムのレベルアップなどにも積極的に取り組んだ。

コスト面では、食材価格の上昇の影響を極力抑えるため、使用食材の歩留まり向上を図るとともに、価格変動に機動的に対応した食材調達、仕入れ先の選別及び中期的な契約の締結、発注システムの高度化などを進めた。

加工製品の内製化を一層推進するため長浜工場を新設・本格稼動させ、グループ各社が使用する各種調味料の規格の共通化、セントラルキッチンにおける生産性の向上、物流センターのエリアごとの集約などにも努めた。

店舗政策につきましては、直営レストラン業態を30店、直営居酒屋業態を12店、合計42店を新規出店した。

一方、定期建物賃貸借契約の終了や不採算などにより直営レストラン業態を23店、直営居酒屋業態を20店、合計43店を閉店した。期末の直営店舗数は1526店となった。FC店舗を含めた総店舗数は2729店となった。

焼肉業態やステーキ業態等の業績は堅調に推移したが、一部の業態は天候不順に伴う売上収益の減少や想定を上回る食材価格の上昇の影響を受け苦戦を強いられた。

グループのセグメント別の売上高は、コロワイドMD845億3600万円、アトム400億8100万円、レインズインターナショナル598億2000万円、カッパ・クリエイト595億3300万円、その他221億8300万円だった。

通期は売上高2453億500万円(4.6%増)、営業利益51億3200万円(24.8%増)、税引前利益34億1700万円(54.5%増)、当期利益10億900万円の見通し。

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