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かっぱ寿司/3月期は、食べ放題実施も回転寿司事業は減収

2018年05月08日 10:50 / 決算

かっぱ寿司を展開するカッパ・クリエイトが4月27日に発表した2018年3月期決算は、売上高787億2800万円(前年同期比0.9%減)、営業利益3億7800万円(前期は5億2400万円の営業損失)、経常利益5億1600万円(3億4900万円の経常損失)、当期利益8億1000万円(58億700万円の当期損失)となった。

回転寿司事業の売上高は666億6400万円(1.4%減)となった。

全社的な事業構造改革を通じて、国内回転寿司業態におけるメニュー・品質の向上と積極的な販売促進に注力すべく、最高ランクの3特いくらを使用した北海道産鮮極いくらやボタンエビ、鹿児島県産大うなぎや山口県産のどぐろなどの全国各地の旬のネタを使用した「かっぱ寿司」でしか味わえない
素材にこだわった新鮮で魅力ある商品を提供し、販売促進を行った。

11月より「食ベホー」と題して期間限定で「食べ放題」を全店舗で展開し、今年2月より期間の限定を設けず全店舗で食べ放題を展開するなど、新規お客様にとっての来店動機の充実に取り組んだ。

店舗運営の観点では、お客により良い商品・サービスを提供すべく、調理マニュアルの見直しやスピード向上のための取り組みを引き続き行うなど、店舗におけるオペレーション力の強化に努めた。

一方で、天候不順等に伴う売上高の減少や、食材価格の高騰が想定を上回って推移していること、将来に向けた店舗における営業状態の改善に優先的に取り組んでいることに伴う各種費用が増加した。

店舗改装(26店舗)や新規ロゴへの看板変更(一部店舗除く)を行うなど、新規顧客の獲得とリピーターの増加を目指した。

新規出店では、2017年4月に一関店、6月に安中店の計2店をオープンした。

なお、コンビニエンスストアを中心に、寿司弁当、調理パンなどを販売するデリカ事業の売上高は120億6400万円(2.4%増)だった。

来期は、売上高815億3300万円(3.6%増)、営業利益16億3100万円(331.5%増)、経常利益17億1400万円(231.7%増)、当期利益7億9800万円(1.5%減)の見通し。

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