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近鉄百貨店/3~5月、システム費用増加し営業利益10.6%減

2019年07月11日 10:30 / 決算

近鉄百貨店が7月10日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、売上高705億7300万円(前年同期比0.1%減)、営業利益11億5300万円(10.6%減)、経常利益10億7700万円(8.4%減)、親会社に帰属する当期利益9億1500万円(21.6%減)となった。

<近鉄百貨店のホームページ>
近鉄百貨店

百貨店事業は、売上高は642億7300万円(0.9%減)、営業利益は、基幹システムの更新に伴う減価償却費の負担が増加したため、9億2800万円(9.2%減)。

あべのハルカス近鉄本店2階化粧品・婦人洋品のフロアをはじめとする大規模改装に着手するとともに、隣接するHoop各階における改装を実施した。

「地域共創型百貨店」の確立に向け地域深耕の取組みを一層推し進め、奈良店では、地域産品を発掘・育成・発信する新コーナー「大和路 暮らしの間」を設置。橿原店では、「大和路ショップ」を新設するなど食料品売場を中心とする改装をそれぞれ実施した。

東大阪店においても11年ぶりとなる改装を実施し、新ショップの新設や売場環境の改善を行うなど郊外店の構造改革にも引続き注力している。

卸・小売業は、ジャパンフーズクリエイトの鮮魚販売が好調に推移した一方で、シュテルン近鉄が輸入自動車販売の競争激化を受け減収となったため、売上高は34億7900万円(7.2%減)、営業利益1700万円(42.4%減)。

内装業は、近創で大口工事の受注により、売上高は20億3200万円(78.3%増)、営業利益は2億5600万円(3.4%増)。

通期は、売上高2793億円(前期比1.2%減)、営業利益52億円(11.6%減)、経常利益47億円(14.2%減)、親会社に帰属する当期利益38億円(21.7%減)を見込んでいる。

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