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ゼンショー/4~9月「すき家」好調で増収増益

2019年11月08日 11:30 / 決算

ゼンショーホールディングスが11月7日に発表した2020年3月期第2四半期決算は、売上高3198億5300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益133億9200万円(29.5%増)、経常利益128億8400万円(28.0%増)、当期利益76億1400万円(52.4%増)となった。

<すき家>
すき家

外食事業の売上高は2792億2000万円(8.3%増)、営業利益は135億6100万円(31.1%増)となった。

牛丼カテゴリーの売上高は、1121億5800万円(4.0%増)。期末店舗数は、87店出店、19店退店した結果、2959店(FC11店含む)となった。

すき家本部が経営する牛丼チェーンの「すき家」は、お客の多様なニーズに対応できるよう、「すき家de健康」をテーマとして、「シーザーレタス牛丼」(並盛税込500円)、「辛口トマレタ牛丼」(並盛500円)、「ニンニクの芽牛丼」(並盛500円)、「お好み牛玉丼」(並盛520円)、「お好み牛玉丼キムチーズMix」(並盛680円)などを導入し、商品力の強化に取り組んだ。

なか卯が経営する丼ぶり・京風うどんの「なか卯」は、新商品・季節限定商品の投入や既存商品のブラッシュアップによる商品力の強化と店舗販促の実施により、業績の向上に努めた。

レストランカテゴリーの売上高は、619億6800万円(4.4%減)。期末店舗数は、7店出店、22店退店した結果、1359店(FC79店含む)となった。

ココスジャパンが経営するファミリーレストランの「ココス」は、メニューのラインアップの強化、ごちそう感のあるフェアメニューの投入及び店舗のサービス水準の向上に取り組み、業績の向上に努めた。

ビッグボーイジャパンが経営するハンバーグ&ステーキレストラン「ビッグボーイ」などは、メイン商品のブラッシュアップを図るとともに、サラダバー・スープバーの充実やフェアメニューの投入を行うなど、業績の向上に努めた。

ジョリーパスタが経営するパスタ専門店「ジョリーパスタ」は、「パスタならジョリーパスタ」をテーマに、パスタ専門店の魅力をよりお客へアピールできるよう、メニューのラインアップの拡充や旬の食材を活かした新商品の投入を行い、一層のおいしさを追求した。

華屋与兵衛が経営する和食レストランの「華屋与兵衛」は、お客の満足度の向上を図るため、旬の食材を活かした商品の開発や店舗従業員の教育強化によるサービス水準の向上、労働生産性の改善などに努めた。

ファストフードカテゴリーの売上高は、765億8400万円(9.5%増)。期間末の店舗数は、17店出店、6店退店、TCRSを子会社化した結果、925店舗(FC6店含む)となった。

はま寿司が経営する100円寿司チェーン「はま寿司」は、積極的な出店による業容の拡大を図るとともに、商品品質の向上、店舗サービスの強化などに努めた。TCRSは、マレーシアでチキンライス専門チェーンを展開しており、2019年5月31日付で株式取得を行い子会社化している。

その他カテゴリーの売上高は、285億800万円(88.7%増)。期末店舗数は、115店出店、99店を退店した結果、4345店(FC4159店含む)となった。

カテゴリーの主な内訳は、米国、カナダ、オーストラリアで寿司のテイクアウト店を展開するAdvanced Fresh Concepts Corp.、冷凍ピッツァなど販売のトロナジャパン、グループの物流機能を担うグローバルフレッシュサプライ、備品・ユニフォームなどを調達するグローバルテーブルサプライなど。

小売事業の売上高は、406億3300万円(3.3%減)、営業損失は1億6800万円(前期は営業損失500万円)となった。事業の内訳は、スーパーマーケット事業を展開するマルヤ、マルエイ、尾張屋、フレッシュコーポレーション、青果販売などのユナイテッドベジーズなど。

通期は、売上高6613億6700万円(前年同期比8.8%増)、営業利益238億4800万円(26.6%増)、経常利益221億3300万円(21.5%増)、当期利益104億6000万円(5.4%増)の見通し。

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