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ニトリ/2月期寝具・家具好調、改装も貢献し増収増益

2020年04月06日 10:10 / 決算

ニトリホールディングスが4月6日に発表した2020年2月期決算によると、売上高6422億7300万円(前期比5.6%増)、営業利益1074億7800万円(6.6%増)、経常利益1095億2200万円(6.3%増)、親会社に帰属する当期利益713億9500万円(4.7%増)となった。

寝具・寝装品やキッチン用品、家電、ソファ、ベッドルーム家具の売上が好調に推移したほか、為替予約により売上総利益が改善した。

販売費及び一般管理費は、物流業界における人手不足や賃金上昇等による発送配達費、前連結会計年度の7店舗に対し、当連結会計年度では25店舗の既存店全面改装を行ったため、展示什器費などが増加した。

国内の出店状況は、店舗数は36店舗増加し541店舗。海外の出店状況は、台湾で3店舗、中国で1店舗を出店した一方、台湾で4店舗、米国で1店舗、中国で4店舗を閉店した結果、店舗数は台湾30店舗、米国2店舗、中国34店舗と合わせて66店舗となり、国内・海外の合計店舗数は607店舗となっている。

主な店舗改装の取組みでは、渋谷公園通り店ではフロア構成の見直しを実施。高頻度購買品を低層階に配置し重点販売した結果、日用品の販売に占める構成比が大きく伸長し売上が好調に推移した。

また、成増店では商品分類、商品構成の整理、プレゼンテーションの強化をはじめとし、トータルコーディネートが楽しめる売場作りを推進し、新たなプロトタイプ店舗の確立に取り組んでいる。

さらに、中国では、ニトリの認知度向上を図るため、旗艦店として上海徐家ワイ店を改装したほか、日本のノウハウを中国にて展開し、中国事業における標準店とするべく上海七宝店を改装した。

これらの改装においては、オーダー家具売場を新設したほか、陳列方法、販促物、什器等について見直しを行った。

季節のコーディネート提案や商品を際立たせる演出が顧客の支持を得て、改装後の売上は大きく伸長した。

次期は、売上高6532億円(1.7%増)、営業利益1122億円(4.4%増)、経常利益1133億円(3.4%増)、親会社に帰属する当期利益757億円(6.0%増)を見込んでいる。

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