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平和堂/スーパー好調も中国事業・SCが低調3~5月減収減益

2020年07月02日 10:40 / 決算

平和堂が7月2日に発表した2021年2月期第1四半期決算によると、営業収益1011億1400万円(前年同期比2.8%減)、営業利益15億4100万円(38.5%減)、経常利益17億3300万円(34.6%減)、親会社に帰属する当期利益3億7000万円(75.3%減)となった。

新型コロナウイルス感染症拡大による、国内外の活動自粛、休業要請の影響を受け、中国・平和堂の一時休業、外食のファイブスター、ショッピングセンター運営の富山フューチャー開発などで業績が大幅に悪化した。

日本の平和堂単体は、営業収益910億3200万円(2.7%増)、経常利益35億5900万円(17.6%増)と増収増益、営業利益・経常利益は2ケタ増と好調だった。

新型コロナウイルス感染症拡大による巣籠もり需要が、業績を押し上げている。

また、経費は従来販促の見直しや営業時間短縮等により抑制した結果、利益面での改善が進み大幅増益となり、好調に推移した。

商品部計では、食料品が前年同期比9.4%増、既存比8.3%増と好調に推移し、衣住品のマイナスをカバーした。

緊急事態宣言解除後の6月度の売上高は既存店3.6%増だが、消費全体として落ち着いていくと予想し通期では前年並みを予想している。

中国湖南省における「小売事業」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による臨時休業期間を含む1月~3月の業績を織り込み済みで、4月以降の売上高も前年対比90%以上と見込み通り回復している。

3月31日には不採算店舗の「AUX(奥克斯)広場店」を閉鎖したことにより、運営費・管理費の負担が大きく減り利益改善に繋がっており、通期の見通しに修正はない。

通期は、営業収益4290億円(1.1%減)、営業利益105億円(0.3%増)、経常利益114億円(0.2%増)、親会社に帰属する当期利益63億円(3.3%増)を見込んでいる。

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