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ファミリーマート/3~11月当期損益が大幅改善、既存店日商回復

2022年01月13日 11:00 / 決算

ファミリーマートが1月13日に発表した2022年2月期第3半期連結決算は、営業収益3485億2100万円(前年同期比2.3%減)、事業利益619億9700万円(13.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益952億2500万円(前年同期は199億3100万円の当期損失)となった。

親会社所有者帰属利益は、日商回復および販売管理費の改善、前期追加減損の反動、台湾ファミリーマート株式の一部売却などで大幅な改善となっている。

緊急事態宣言の解除後、人流が期待ほど回復しない中でも、新PB「ファミマル」の展開、おむすびなどの定番商品の強化、好調に推移する40周年記念企画の効果もあり、既存店日商は前年同期比3.3%増と前年を上回った。月次の既存店日商は、大雨の影響を受けた8月を除くと3月以降継続して前年を超えた。

客単価も「ラインソックス」が好調なコンビニエンスウエアなどの日用品や冷凍食品、スイーツ、消費者ニーズに対応した商品強化により、2.2%増と前年を超える実績となった。

ファミリーマート単体事業利益は521億円(前年同期差+164億円)となり、親会社所有者帰属利益は基礎収益ベースで年間計画進捗率93.2%。

台湾ファミリーマート株式の一部譲渡は2021年6月に完了、第2四半期に再評価益等663億円(税後)を計上した。

無人決済店舗、デジタルサイネージなどのデジタル化戦略も加速。継続して金融事業、広告メディア事業を強化している。

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