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エディオン/4~12月は情報家電・大型テレビ不振で減収減益

2022年02月04日 10:50 / 決算

エディオンが2月4日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高5288億800万円(前年同期比9.0%減)、営業利益130億2600万円(43.4%減)、経常利益149億2100万円(36.4%減)、親会社に帰属する当期利益98億8600万円(32.7%減)となった。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部の店舗で休業や営業時間の短縮を実施せざるを得ず、売上が減少するなどの影響が発生したが、「緊急事態宣言」等の解除に伴い、正常化に向かいつつある。

商品別では、携帯電話や住宅設備などが好調に推移した。一方で、パソコンなどの情報家電商品や大画面テレビを中心とした映像家電商品などが伸び悩んだ。また、夏場の天候不順の影響でエアコンなど季節家電商品は低調に推移した。しかしながら、第3四半期連結会計期間以降は、エアコンが前年を上回る数値を確保している事に加えて、冷蔵庫や洗濯機・クリーナーなどが堅調に推移するなど、今後の成長に期待が持てる状況となった。

店舗展開では、京都の中心に位置する四条河原町に2021年6月25日に「エディオン京都四条河原町店」をグランドオープンした。エディオン京都四条河原町店では、スマートデバイス周辺機器を扱う「Anker Store」や、クラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で開発された商品を販売する「Makuake SHOP」を家電量販店内に初めて常設するなど、今まで以上にお客に新しい体験や楽しさを提案している。

また、一人暮らしの女性の要望に応え、女性スタッフによる配達を行うなど、「きょうのあなたに、きょういちばんを」をコンセプトに、地域のお客に寄り添いながら、お得な商品を豊富に用意し、快適に買い物ができる空間を提供する。

他に家電直営店として「エディオン小牧店(愛知県)」、「エディオン高針原店(愛知県)」、「エディオンイオンモール八幡東店(福岡県)」、「エディオン日吉店(神奈川県)」、「100満ボルトイオン松任店(石川県)」、「100満ボルト富山中川原店(富山県)」などの14店舗を新設、「エディオンホームズ寝屋川店(大阪府)」などの3店舗を移転、「エディオントナリエ南千里アネックス店(大阪府)」を増床し、2店舗を閉鎖した。非家電直営店は2店舗を新設、2店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は3店舗の純増加となった。これにより第3四半期連結会計期間末の店舗数はフランチャイズ店舗753店舗を含めて1202店舗となった。

通期は、売上高7150億円(6.9%減)、営業利益189億円(29.4%減)、経常利益210億円(24.5%減)、親会社に帰属する当期利益125億円(24.9%減)を見込んでいる。

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