三菱食品/4~9月、連結子会社増加などで営業利益20.6%増

2022年11月02日 10:30 / 決算

三菱食品が11月1日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、売上高9986億300万円(前年同期比1.0%減)、営業利益100億6000万円(20.6%増)、経常利益110億8100万円(23.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益74億5400万円(18.9%増)となった。

<三菱食品>
三菱食品

グループは、食のサプライチェーンを支えるという使命のもと、「中期経営計画2023」で掲げた、より付加価値の高い機能とサービスの提供を図った。具体的には、AI需要予測による商品発注の自動化・在庫/物流最適化を推進するとともに、生活者に最適な買い物体験を提供するマーケティングプラットフォームを構築し、新たな顧客価値の提案・創出を進めた。

第2四半期における取り組みとして、「三菱食品 統合報告書 2022」を発刊した。三菱食品の誕生から10年を経て発刊した報告書では、生活者をはじめとするすべてのステークホルダーに対して、三菱食品の役割や機能、多様な環境変化に対応した成長戦略、価値創造の基盤や仕組みを示し、中長期的な企業価値向上に向けた戦略や取り組みを紹介した。

売上高は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、人流回復等により、一部の業態で回復基調が見られたものの、家庭内食品需要の落ち込みによる減少や取引の見直し等により減収となった。営業利益は取引の見直しに伴う採算性の向上に加え、第1四半期連結会計期間からケー・シー・エスを新規連結したこと等により増益となった。

通期は、売上高1兆9900億円(1.8%増)、営業利益199億円(4.5%増)、経常利益215億円(5.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益140億円(0.4%増)の見通し。

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