ヤオコー/4~9月営業利益7.5%減、水光熱費の高騰吸収できず

2022年11月10日 10:50 / 決算

ヤオコーが11月10日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、営業収益2798億5600万円(前年同期比3.9%増)、営業利益159億6500万円(7.5%減)、経常利益157億3000万円(7.5%減)、親会社に帰属する当期利益107億5900万円(5.7%減)となった。

<ヤオコー八王子鑓水店>
八王子鑓水店

水光熱費が前年同期比39.3%増加しており、利益面は減益を計上している。

商品面は、同社の独自化・差別化につながる品ぞろえを実現するべく、ミールソリューションの充実に注力した。主力商品の磨き込みと部門を越えた商品開発を進めている。

販売面では、ヤングファミリー層の支持を固めるべく、EDLP(常時低価格施策)、「厳選100品」などの価格政策と売場づくりに取り組んだ。集客強化を図るべく、地方の特産品を取り扱う「産地フェア」などを実施した。

生産性向上のために、自動化による業務改善、デジタルを活用したカイゼンに取り組んでいる。特にグロッサリーにおける自動発注は展開店舗拡大を進め、一定の成果が出てきているという。

新規出店として、5月に大宮櫛引店(埼玉県さいたま市)、8月に横浜磯子店(神奈川県横浜市)、9月に八王子鑓水店(東京都八王子市)を開設。既存店の活性化策として、2店舗の大型改装を実施した。9月末でグループ全体で196店舗(ヤオコー180店舗、エイヴイ13店舗、フーコット3店舗)となっている。

また、店舗を拠点とするヤオコーネットスーパーは16店舗で展開しており、今後も拡大予定だ。

通期は、営業収益5460億円(1.9%増)、営業利益255億円(5.9%増)、経常利益247億円(6.1%増)、親会社に帰属する当期利益160億円(4.0%増)を見込んでいる。

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