ロイヤルHD/1~9月売上高26.4%増、行動制限の緩和で需要回復
2022年11月10日 10:45 / 決算
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ロイヤルホールディングスが11月10日に発表した2022年12月期第3四半期決算によると、売上高743億7300万円(前年同期比26.4%増)、営業利益4億1600万円(前期は71億5900万円の損失)、経常利益7億8000万円(前期は67億2400万円の損失)、親会社に帰属する当期利益2億9400万円(前期は44億3700万円の損失)となった。
売上高は、新型コロナウイルス感染拡大第7波、悪天候(台風など)の影響を受けたものの、行動制限の緩和に伴い、各事業セグメントで需要が回復し、大幅な増収を計上した。
経常利益は、既存店の収益改善や構造改革の効果(事業再編、不採算店撤退など)、助成金収益計上などにより、コロナ禍以降では初めて、経常黒字に転換している。
外食事業は売上高389億4000万円、経常利益28億3300万円。
コントラクト事業は売上高166億4500万円、経常利益9億7700万円。
ホテル事業は売上高161億8000万円、経常利益1億1300万円。
食品事業69億4300万円、経常損失2億1800万円。
その他事業売上高2億5200万円、経常損失3億8400万円。
外食・コントラクト・ホテルの3事業は売り上げが回復、経常黒字となったが、食品事業は製造コスト(原材料・包装材・光熱費等)の上昇により、経常赤字が継続している。
外食事業では、ロイヤルホスト・天丼てんやの7~9月既存店売上高については、コロナ禍前の2019年と同水準で安定的に推移しているという。
通期は、売上高1020億円(21.5%増)、営業利益17億円、経常利益15億円、親会社に帰属する当期利益4億円を見込んでいる。
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