ツルハHD/6~2月、ドミナント強化で不採算店舗改廃し増収増益

2023年03月23日 10:30 / 決算

ツルハHDが3月23日に発表した2023年5月期第3四半期決算によると、売上高7314億3600万円(前年同期比5.7%増)、営業利益377億1900万円(10.8%増)、経常利益378億4900万円(11.6%増)、親会社に帰属する当期利益217億1200万円(14.9%増)となった。

<ツルハドラッグ>
ツルハドラッグ

ドラッグストア業界では、競合各社が出店拡大を継続しており、コロナ関連商材の一過性押し上げ要因はあったものの、自社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いている。

このような状況のもと、グループでは新中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では出店精度の向上・改装推進、調剤戦略では併設店の拡大・薬局機能の強化、PB戦略では商品開発・売上構成比のアップ、DX戦略では顧客データの販促活用・自社決済サービス開発・ITシステム開発に取り組んだ。また、業績管理体制を整備し収益性改善・販売管理費の低減を進めた。

店舗展開では、既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より111店舗の新規出店と1店舗の事業譲受、63店舗の閉店を実施した。この結果、第3四半期末のグループ店舗数は直営店で2571店舗となった。

通期は、売上高9688億円(5.8%増)、営業利益427億円(5.3%増)、経常利益425億7100万円(6.3%増)、親会社に帰属する当期利益226億4000万円(5.9%増)を見込んでいる。

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