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カワチ薬品/4~9月営業利益9%増、物流施設稼働で人件費抑制

2023年10月27日 10:20 / 決算

カワチ薬品が10月26日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高1459億3400万円(前年同期比2.4%増)、営業利益43億9200万円(9.0%増)、経常利益49億1700万円(7.6%増)、親会社に帰属する当期利益30億4700万円(8.4%増)となった。

カワチ薬品

新規出店および専門性強化策としての調剤併設を進めている。また、相対的優位性を保つべく物流を生かした一括仕入れを行い、商品の価格の見直しと対応、販売促進に実施している。

利益面では、物流センターの稼働に伴い、作業効率向上に取り組み人件費の抑制に努めた。加えて、店舗照明の間引きの節電対策を行ったことにより、電力使用量が抑えられた。電気料金の基本単価が引き下げられたことから、水道光熱費は計画を大きく下回った。

これにより販管費が抑制されたため、営業利益、経常利益とも増加。通期の利益面を上方修正した。

店舗面は、既存地区である、茨城県に3店舗、山形県、福島県、千葉県に各1店舗、計6店舗を出店。調剤薬局は、茨城県、千葉県の新店に各1件、茨城県の既存店に1件、計3件を併設した。なお、千葉県の1店舗(調剤併設型)、新潟県の1店舗の計2店舗をリロケーションのため退店し、調剤薬局を1件閉局した。9月末グループの店舗数は計368店舗(内、調剤併設146店舗)。

通期は売上高2865億円(1.6%増)、営業利益前回予想比10億円増の70億円(5.9%増)、経常利益10億円増の80億円(4.3%増)、親会社に帰属する当期利益6億円増の48億円(14.9%増)を見込んでいる。

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